考えてみると、そもそも経済的自由とは何なのか?ということになりますが、
労働をしてもしなくても生活ができるということで定義させていただければと思います。
通常は、労働=賃金(収入)となりますが、
何らかの収入があり、それで生きられれば、経済的自由人とすると、
年金だけで暮らせていける方や生活保護を受けている方も含まれることになりますね。
もし、年金制度が充実しているのであれば、年金がもらえる年齢になったら
自動的に経済的自由人ということにここではなります。
年金や生活保護を受けている方の中にはギリギリの生活で苦しいかもしれませんが、労働をしないという意味では、経済的自由人とさせていただくと、まずは、年金や生活保護を受けている方がどのくらいで生活できているのかどうかということになります。
特に生活保護を受けている方は、いろいろなご事情があり、働くことができない状態ですから、そのでの金額が1つの目安になるかもしれません。
調べてみると、地域や年齢、家族構成等でだいぶ違いますが、単身を調べてみると、おおよそ10万円から13万円くらいのようです。
次に、国民年金ですが、満額だと年額779,300円(平成30年度)となりまして、
月額に直しますと、65,000円弱です。
どちらも、働けなくなるからもらえるという制度のはずなのに
生活保護のほうがたくさんもらえるというなんとも不公平感がありますが、
おそらく、月額65,000円では生活は難しいと思われますし、
これ以下の受給額の方もいらっしゃるでしょうからほんと大変なことです。
生活保護を受けていないという観点から考えると、多くの方が働いていらっしゃるか、
預貯金、退職金などを切り崩していることも考えられます。
サラリーマンの方は、厚生年金に入っていますので、
人によってだいぶ違いはあるものの、国民年金も含め、受給額は、男性の平均が、だいたい16万5000円くらいで、女性の平均が10万3000円くらいのようです。
男女平均をすると、14万5000円くらいです。
ここから見えてくるのは、15万円以上あれば、まず、生活はできそうです。
次に、家計から考え見ると、まず大きな支出は、家賃または住宅ローン関係と食費となります。
家賃で考えてみると、地域によってだいぶ違いがあり、難しいものの、3万円から5万円以内という想定にします。
また、食費もけっこう幅あるので、多いとは思いますが、1食500円✕3回(朝・昼・夜)✕30日/月と考えると、45,000円/月となります。1食300円で考えると、1食300円✕3回✕30日/月=27000円ですので、27000円~45000円幅(もっと安くできる人もいるでしょうけど)とします。
合わせて、約60,000円から95,000円です。
他に、水道ガス電気などの光熱費、車があれば税金や保険・ガソリン代(歩いて済ませられる街に引っ越しですね)、ネット関係や携帯電話はほしいところなんて考えると、3~5万円を見ておけば十分かもです。
すると、90,000円から145,000円くらいになりますから、やはり、15万の月額収入があれば余裕そうです。
人によっては、10万円くらいでも生活できそうです。
15万円は年間180万円ということになります。
もし、5%の配当金を貰えるのであれば、20%を税金で取られるとして、4500万円あれば、行けそうです。
なかなか5%の配当は難しいと考え、3%の配当と考えると7500万円。
月額12万円で生活と考えると、年間の生活費は144万円、配当に20%を税金で取られるとして、5%の配当の場合、3600万円の資産があればいけそうです。
同じように月10万円で考えると、3000万円です。
5%の配当がなかなか難しいかもれませんが、高配当銘柄やリートなどをうまく購入できれば、可能かもしれませんね。
100%経済的自由人は難しいとしても、
足りない部分をアルバイトなどで補うなどすれば、自由な時間はサラリーマンよりは確保できるかもしれませんね。(アルバイトでも、こき使われるのは嫌なんですけどねw)
仮に資産2000万円で5%の配当、20%の税金と考えると、
国民年金の年額以上はもらえるので、資産の1つの目安としては、
2000万円ということになるのかもしれません。
ん?2000万円・・・どこかできいたような・・・
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