サンバイオの信用取引で破産した人のポートフォリオ

あるブログにてサンバイオの信用取引で追証になり
大きな借金を背負ったとの人がいました。

 

その方のブログを見てポートフォリを推測し、
若干わかりやすく数字を切りの良いところで丸めていますが、
どういうことになって破産状態になったか検証してみたいと思います。

 

株価2700円で10000株を購入しました。(推定)
2700万円で購入したことになります。

 

株価が上昇し、11,000円になりました。
ここで、資産は1億1000万円。
含み益、8700万円です。

 

ここでやめておけばよかったのですが、更に利益を出そうと、
信用取引で、
株価11000円で10,000株購入。
つまり、1億1000万円分ということですね。

 

もし、現金1億1000万円に対して、
信用取引、1億1000万円でしたら、
なんの問題もなかったのですが、
2階建ての信用取引がいかに怖いかということが
これからわかります。

 

現在、
現物:10000株
信用:10000株
となっています。

 

 

そして、ついに運命の日が来ます。(結果が悪かったとのIRが出る)

 

 

次のから株価は暴落。
連続ストップ安をつけることになります。

 

まず、株価5710円まで来ました。

 

この段階で、
現物分は、評価額:5710万円(含み益3010万円)
信用分は、評価損:-5290万円

差し引き、420万円です。

 

資産1億円以上あったのに、420万円です。
維持率もほんの僅か。

 

 

残念ながら、翌日もさらにストップ安が続きます。

 

株価は3710円となりました。

 

この時点で、
現物分は、3710万円
信用分は、-7290万円
差し引き、マイナス3580万円です。

 

普通のサラリーマンはかなりきつい負債です。

 

この日も約定せず。

 

次の日(2月5日)。
2440円で値が付きました。

 

恐らく、投げさせられていると思いますので、
現物分、2440万円
信用分、-8560万円

 

差し引き、マイナス6120万円となりました。。。

 

普通のサラリーマンは、
とても払える金額ではないので、
自己破産ですかね(汗)

 

過去にもアキュセラ・インク、ライブドアなど
個人投資家が巻き込まれている暴落がありますので、
気をつけたいところです。

 

その後、その方は、自己破産をしたようです。

 

ブログコメントはものすごい荒れていました。
激励と言うよりは、嘘つき、非難(信用取引など)、誹謗中傷といった内容でとてもひどい状況で、コメントが書けないようになりました。(当然の対応かも)

 

自己破産をすると、クレジットカードが作れなくなるため不便だと書かれておりました。

 

10年間は、引っ越しをするのにも裁判所の許可が必要になります。(できないわけではないです)

 

私もとある理由から官報(裁判所が出す新聞みたいなもの)を一時期調べていまして、驚くことに毎日毎日多くの自己破産者がいることを目の当たりにしました。

 

しかし、自己破産したからと言っても、命を取られるわけでもなく、日本で行きている限り何とかなりますので、再起できることを願うばかりです。

 

2020年10月
久々にその方のブログを見てみたら、どうやらまた投資をしているようですね。

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