ビットコインが時価総額1兆ドル!は過熱気味か!?を考えてみる(2021年2月20日)

株式投資

さて、ビットコインが時価総額1兆ドルになったということでニュースになっています。

 

1ビットコインは500万円になりました。

 

もう、加熱しているかそうじゃないのか判断がつかない状況ですね。

 

最近では、ゴールド(以下、金ということにします。カネのほうではないです。)と代替資産とまで言われています。

 

加熱しているのかどうなのか1つのものさしとして、金から考えてみたいと思います。

 

コメ兵のホームページから引用させていただくと「地上に存在する金はわずか23万トン」ということのようです。

 

地上に存在する金が23万トンの内訳は、すでに採掘された金が約17万トン、残りが量が約7万トンということです。(足したら24万トンじゃないか!というツッコミは置いておいて)

 

23万トンということは、「g」(グラム)に直しますと、

23万トン = 230,000t = 230,000,000kg = 230,000,000,000g

です・・・

 

現在の金の価格が7000円/gとしておきましょう。

 

となれば、全部の価格がわかります。

 

230,000,000,000 × 7,000 = 1,610,000,000,000,000円(間違ってたらごめんなさい)

 

つまり、1,610兆円です。

 

宝飾などで無くなっちゃった金も結構あると思うので、もう少し少ない金額になるかもしれませんが、それにしてもすごい金額です。

 

さて、ビットコインと比較してみましょう。

 

ビットコインは1兆ドルで、日本円は現在1ドル105円なので105兆円。

 

金:1,610兆円  ビットコイン:105兆円

 

これを比較してまだイケると思うのか、もう高いと見るのかは人によるかもしれませんが、もし、金の代替となるのであれば、金を大きく超えることはおそらく無いと考えられますので、限界は、あと15倍程度です。

 

金を保有する1つの理由は、通貨の毀損問題(インフレ)があると思います。

 

インフレが起こるので、回避するという意味であれば、限界まで行くと、ビットコインより、金を保有したほうが良いことになります。

 

今の仮定は、金とビットコインは同じということですが、ビットコインのほうが、信認できるということであれば、ビットコインのほうが買われると思います。ただ、その場合、どこでも使えるし、どこにでも持っていけるなどのことがないと難しいと思います。

ビットコインはネットがないと使えないってことですね。

 

仮想通貨の原理(余談)

仮想通貨の原理は、ある原文(データ、文章の塊をブロックとしておきましょう)を一定の計算によりハッシュ値(改ざんされるとこの値が変わるやつ)を求め、そのハッシュ値をまたある計算によりハッシュ値を求めると言ったことをし、ハッシュ値を計算し続ける限り(これをブロックチェーン技術という)、実質、改ざんが不可能と言ったものです。

 

データからハッシュ値を求めるという方法は、以前からあったのですが、このハッシュ値からさらにハッシュ値を求めるという論文を聞いたときには、なるほどーー!!!って感動しました。

 

タネを聞いてしまえば、なんでもないのですが、それまで誰も今まで思いつかなかったというところにポイントがありますね。手品と一緒かもしれません。

 

今までの暗号化というのは、コンピュータの性能が上がると、いずれ、解読され、改ざんされるリスクが存在していたんです。

 

ざっくりと言ってしまいましたが、いろいろな技術や方法で成り立っています。

 

しかし、ネットがないと成り立たないと行ってもいいと思います。

 

ビットコインが金の代替になるのか?

今の段階で、100%と代替にはならないと言わざる負えないですね。

 

ビットコインは非常に便利なものになっていくことは間違いなさそうです。

 

ですから、将来的にはわかりません。

 

以前、リブラが大問題になりました。同じ仮想通貨なのに何が問題だったのか。

 

ビットコインとは何が違うのか。

 

それは、「発行」です。

 

通貨が発行できるということは、流通量をコントコールできることになります。

 

これは、中央銀行の役割の1つです。

 

それが、1企業(団体や組織)にできてしまうというのは問題で、しかも、ネットを通じて行われるということは国境を超えますから、世界で便利に使われるようになると、現在の基軸通貨のドルを脅かすことになります。

 

よって、特にアメリカはぶっ潰しにくることになります。

 

ビットコインは、そういった意味で、流通量が限られているため、金とほぼ同じってことになるんですね。

 

ビットコインが金を超えるかどうかは、インターネットや通信網がどうなるかってことにもかかってくるのではないかと思います。

 

国によっては通信が遮断できてしまうので、衛星などで通信ができるようになれば、いよいよって感じかもしれません。

 

でも、ちょっとまてよ・・・

 

「そんなに便利になるなら、自国通貨を仮想通貨としても使えるようにすれば良いんじゃないか?もしかしたら、自国通貨が基軸通貨に匹敵するかもしれない・・・」

 

やはり、金は金!

 

と思います。

 

 

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