よく決算が良くても下がったり、決算が悪くても上がったりとファンダメンタルズ分析がダメだとか言われることがありますが、これは、すでに月次の状況や過度な期待、IRなどで、株価に思惑が織り込まれているからであって短期的な動きです。
逆に言うと、ファンダメンタルズ分析での投資は、売上や利益を予想したり、株価が割安なのか割高なのかを判断するものであって、株価の動きを予想することには向いていないと思われます。
極端に言えば、明日の株価がどうなるかということはファンダメンタルズ分析では難しく、そういったことを予想したいのであれば、テクニカル分析という事になるのかもしれません。
ということであれば、乱暴な言い方かもしれませんが、ざっくりと、
ファンダメンタルズ分析≒長期的
テクニカル分析≒短期的
となります。
突き詰めると、テクニカル分析は、確率論ということになるかもしれません。
例えば、長期移動平均線が上向き、中期移動平均線が上向き、短期移動平均線が上向きとなっていれば、恐らく「明日は上がる!」と言った具合です。
上がるか下がるかの確率は半分半分ですが、上記のパターンの場合、「しばらく上がる確率が高い」という優位性があるかも?ということです。
しかし、この場合、1ヶ月後や1年後の予想は難しいです。
なぜなら、移動平均がその時にどうなっているのかわからないからです。
ところが、ありがちなのが、
「買ったら下がる」→「しばらく持っている」
といったパターンで、すでに予想が外れていますし、下がり続ける場合は、この間に移動平均線は下がっているので、買ったときの前提も崩れています。
テクニカル分析は
①短期的な予想に使う。(買っていた場合は、ハズレたら売る)
②毎日、情報をアップデートする。(買っていた場合は、買った前提)
となります。
つまり、ある時点でテクニカル分析をしたとすれば、その賞味期限はかなり短いということです。
マメでないとなかなかできないことで、毎日作業するのも嫌なズボラな私は、できないことです。
テクニカル分析をする方にとってはあたり前のことなのかもしれませんが、最初はそのことがわからず、わかった時に自分には向いてないなと思った次第です。
今はファンダメンタルズ派ですが、最初はテクニカル分析もかなり勉強しました。
やっぱ向き不向きがあるんでしょうね。
過去の為替や株式などいろいろなデータを使ってみたところ、毎日の上がるか下がるかの確率はほぼ一緒でした。でも、ぴったり半分にはならなかったが、概ね半分と言ってもいいでしょう。
では、上げ幅と下げ幅のプロットしたところ、きれいな正規分布とはならなかったのですが、形的には鐘みたいな形になりました。
では、「なぜトレンドができるのか?」
ということなのですが、トレンドができている期間で見てみると、トレンドが出ている側での優位性が見られました。
こういったことから、トレンドにうまく乗れば利益が出せるかと思いますが、普通な方にはなかなか難しいことだとは思います。
なぜなら、トレンドがいつまで続くのかテクニカル分析だけでは難しいからです。
トレンドが終わったら売るということができれば良いのですが、その見極めもまた難しいです。
そういう難しさがあるから、うまく行く人は大きな利益が出せるのかもしれませんね。
今は全くテクニカルを無視して売買しています笑
ではでは~
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