ROEの重要性。資本と株価の価値。

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私はへっぽこなので、偉そうなことを言える立場でもござませんが、株式投資をやったことがないお友達向けに噛み砕いて記事を書きたいと思います。ですので、厳密にはちょっと違うかもしれませんがご了承ください。

 

今回、会社の「資本」と「株の価値」のことを書きたいと思うのですが、会社の資本とひとくくりに言っても会計上は「資本金」、「自己資本」、「株主資本」、「純資産」と似たような項目があり、これらは同じようで若干違います。
話がややこしくなるので、シンプルに今回は「資本」とさせてください。

 

会社を始める

さて、私が会社を始めようと思った時、当然、元手となるお金が必要です。

 

例えば、100万円を使って、起業すれば、これが「資本」となります。
資本金とも言ったりします。

 

もし、銀行から借りれば、借入金ですから、資本ではありません。
ただ、個人が借りて、会社に出資すれば、これは資本です。

 

お金を出す方から見た場合

さて、事業を始めようと思いましたが、どうやらお金がもう100万円が足りず(無計画)、友達になんとかしてもらおうと考えたのでした。

 

その友達に「100万円を貸してくれ。5年で150万にして返す」と私は提案しました。
「絶対成功するから~」(全然信用なし)

 

友達は考えます。「たしかに、100万円を貸して、150万円になれば、ざっくり年利10%。悪くはないが、担保もないし、へっぽこだから倒産して戻ってこない確率も大である・・・」
「しかし、万が一、大成功をして、やつが大金持ちになったとしても、50万の上乗せだけで返してもらうのはしゃくだな・・・。
やつが大成功したら、その分け前をいただかないと割に合わない」

 

つまり、「貸したものが返って来ない可能性が大きいのに、+50万円くらいでは割に合わない。万が一、大成功して何兆円も稼ぐ企業になったとしても(まあ、ならないけど)、+50万だから、こちらのメリットがあまりないな」と、友達は考えたわけです。

 

お友達は、「無くなることが前提で、儲かったら、その分を分配してほしい」と考えました。

 

お金を出してもらうほうから見た場合

とてもいいアイデアでなんとか事業にしたい。でも、起業するのにお金が必要・・・
でも、お金はないっす。

 

銀行から借りるとしても、担保になるようなものも何も持っていない。
もし、借りることができても、事業が成功して払えるかどうかもわからない。
事業が成功したならば、儲かった分は、次の事業にも使いたいが、お金を出資してくれた人にも分配したいし、分配しないと誰もお金を出してくれないようなぁ。

 

 

ある意味、私も友達も、「事業を成功させる」とそれぞれに良いことがあり、メリットと一致していますね。

株式の仕組み

「お金を出す側の要望」と「お金を出してもらいたい側の要望」を叶えるために、株式は、非常に便利な仕組みです。
つまり、お金を返す必要がなく、儲かったら、儲かった分を株主で分配することができるという仕組みということですね。

 

株式は貸付(返す必要がある)ではなく、出資(返す必要はない)となり、その代わりに株券としてお渡しするわけです。株券を持っている人は株主となりますから、株主に儲かった分を分配するということなります。

 

ですから、出す方からすると、貸付か?出資か?という二択となります。
起業する方は、借りるか?出資してもらうか?(または自分で出資するか?)ということになります。

 

返す必要がないと言ったら誰でも出資してもらいたいところですが、
出資して株主になれば、知っての通り、経営をしっかりやっているかチェックすることが
できるようになります。

 

出資してその代わりに株をもらい、株主となるわけで、逆に言うと、株主の資本とも言えるので、出資した資本のことを「株主資本」と言ったりします。

株の価値

あなたはお金を出す側で、私の事業に100万円を出資することにしました。

 

そして、出資者はあなただけで、100万円を出資して、100株をもらったとします。

 

1株あたりに計算し直すと、100万円 ÷ 100株ですので、
現在、1株の価値は1万円です。

 

100万円出資していただいたので、会社は資本は100万円となりました。
もし、いきなりここで事業をやめて「解散~」となれば、理論上は、資本は株主のものなので、100株をお渡しすれば100万円が戻ってきます。

この場合は、「行って来い」なので、損も得もありません。

 

さて、次に、いろんなことを無視して、とにかく、資本が200万円になり、解散し、株主に資金を戻すとします。
100株を持っていますから、200万円が戻ってきます。

 

この時、1株の価値は、2万円となっているわけです。
つまり、1株の価値は1万円から2万円となりました。

 

めでたしめでたし・・・なるのですが、逆のパターンもあるので、そちらも考えてみます。

 

どういうわけか、赤字とかいろいろあって、資本が50万円になっていました。
つまり、資本は50万円ですから、
50万円÷100株で
1株は5000円の価値となりますね。

 

ここで解散したら、100株は100万が50万となります・・・大損害。

 

通常は、会社が解散するということはあまりないのですが、
「資本」と「株の価値」と密接な関係があります。

 

では、「資本(株の価値)」=「株価」なのかというとそうでもないのが実情です。

 

先程の例だと、100万円の資本では、1株は1万の価値でした。
ところが、株式市場では、1株1万円の価値なのに、2万円だったり、5000円だったりとまちまちです。

 

「資本」と「株価」がどのような状態かというのは、PBR(株価純資産倍率)という指標で見ることができ、もし、100万円の資本で1株1万円の株価なら、PBR=1となるはずです。
(なお、今回は、資本という言葉で統一していますので、「純資産」と厳密には合わないですが、似たような金額になるので、今回は、だいたい一緒だと思っておいていただければよいかと思います。)

 

しかし、実際は、PBR=1未満であったり、PBR=1を超えていたりしています。

 

つまり、先程の例だと、資本が100万円で100株だけだった場合、株の価値が1万円のはずなのに、2万円だったりと高く評価されていたり(PBR=2倍)、5000円だったりと安く評価されていたり(PBR=0.5倍)します。

 

なぜでしょうか?

 

実際は、「資本(株の価値)」と「株価」は一致しないことが多いです。
なぜかと言うと、例えば、未来を織り込んでいるからです。
つまり、将来、「とても成長する可能性が高い」とか、「赤字になりそう」だとかいったことを投資家は読んでいて価格に織り込まれているというのが通説です。

 

1万円のはずなのに、2万の株価だとすれば、将来的には、2万円の価値を超えてくるだろうと投資家は思っているということになります。

 

会社によっては、利益により、資本(純資産)が、1年間に1000円増えている会社と、5000円増えている会社といろいろあり、資本(純資産)の増え方が全然違います。

 

この増え方は「ROE」という指標で見ることができます。

 

ROEは増える率だと思っていただければ良いと思います。
つまり、ROEが高ければ高いほど、資本の増え方が多いということになります。

 

株主にとって、資本(純資産)はとても重要なところなので、ROEは気にしておきたいところです。

 

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