自分にとっての成功とは何かを考える

投資哲学

松下幸之助のとある本の中に出てくる言葉です。

ひとりの人が成功したからと言って、
他人がそのとおりやってうまくいくかといえば、
必ずしもそうではありません。

むしろ失敗することが多いと思います

これは重要な真理かもしれません。

とくに「むしろ失敗することのほうが多い」
は3つのことあげられるのではないかと思っています。

失敗することのほうが多い理由

1.成功したノウハウや方法以外に必要なものがある。

例えば、本について考えてみると、本はすべてを書ききれません。
また、特定の目的に書かれていることも多いので、
1つの本だけですべてが分かることもなかなかないでしょうね。

 

2.自分のスキルが考慮されていない

自分のスキルは考慮されていないため、あることが前提に書かれています。
もし、基本となるスキルが無ければ、そもそも成功することはないでしょうね。

 

3.感情

人間なので、欲もあれば感情もあります。
勇気を出さなければならないところでビビってしまったり、
恐怖のあまり怖じ気着いたりしていたら
成功のための行動ができませんね。
感情のコントロールは、成功するのに必要な要素の1つでしょうね。

 

 

人それぞれの成功がある

本にはさらに

人間が違い、天分が違うのですから、やはりあなたにはあなたの生き方があり、
自分には自分の生き方がおのずとあるわけで、またあってもいいわけです。

(省略)

しかし厳密にいうとやはり一人ひとり違うものがあって当然だと思うのです。

そういうことを忘れて、1つのことに同感して、このとおりやったら
必ずうまくいくぞと思い込むのは非常に危険なことなのです。

松下幸之助の言うことは違いますね^^;

自分には自分の生き方があって良いわけですから、
成功の方法も人それぞれあって良いわけです。

違う言い方をすると、「その人の成功方法であって
自分の成功方法ではない。
自分の成功方法は自分で見つけなければならない。」
と言っている気がしますね。

 

自分の成功とは何かを考えてみる

「成功」は人それぞれですから、
他人の成功に惑わされないことが大事ですね。

では、自分の成功とは何かということを
考えて見たことはあるでしょうか?

 

資産形成においては、
よく億り人が出てきて、その方法が書いてあったりしますが、
見てみたら、ジャンルはある程度分かれるにしても、
みんなそれぞれの方法でした。
つまり、成功の方法は1つではないし、
他の成功方法を別の人がやったらうまくいくかといえば、
前にも言ったとおりでうまくいかないわけです。

 

だから、あまり億り人や
必ず自分より成績のいい人や、
こうやったら儲かりますって言っている人
に惑わされること無く、
自分がどうなったら成功なのかを考えてみることが
大事ですね。
ある意味、夢ということかもしれません。

 

投資での成功

少し余談になりますが、
投資での成功はどのようなものか考えるのは
数字だけなので簡単ですね。
ただし、実現するのが難しいのですけどね。

それに、資産1億円が目標でなくても、
3000万円でも、1000万円でも良いわけです。

世間では億り人がちやほやされ、
1億円にすることが成功と刷り込まれているわけですが、
それに焦って短期に儲けようとすると痛い目を見ちゃうわけですから、
まずはできるかぎり現実的な目標にしたいところです。

例えば、「3000万円の資産を作る」という成功目標を立てたら、
現実的な目標と計画を立ててみます。

例えば、年間60万円を貯金をすると50年かかります。
50年は現実的ではないかもしれませんね。
では、年5%の運用ができるなら、26年で達成です。

年10%なら19年で達成ですが、
果たして年10%の運用が可能なのかというところが
重要になりますね。

そう考えると、投資はどのくらいの利回りで運用できるのか
ということも重要なのかもしれませんね。

ということは、利回りに注目して目標を立ててみるのも1つの方法ですね。

年60万円としましたが、増やしたり減らしたりしても良いわけですから、
そういった視点を入れても良いかもしれません。

 

大事なのは常に自分の成功を考え、
その目標を達成するように努力することです。
でも、成功や目標は定期的に見直したほうが良いかもしれませんね。

 

そして、目標を達成したら次の目標を立ていけば良いわけです。

では。

 

編集後記

今回引用させていただいた本は、松下幸之助の「人間としての成功」です。
人間としての成功が大事というお話ですが、
ものすごく奥が深いです。

人間としての成功 (PHP文庫)

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