人生を豊かにするという点からのインデックス投資の問題点

つぶやき

インデックス投資は資産を増やすための合理的な方法として
現在のところ最適解であることは良いのですが、
人生や人間の心理などを絡めると、ちょっと問題点が出てきます。

 

仮の話として、インデックスファンドと個別株を運用した場合で考えてみます。

 

月に5万円年間60万円をインデックスファンドで年間5%で運用できたとすると、
30年後には資産はおおよそ4000万円です。

 

同じ条件(月に5万円年間60万円)で、個別株を年間3%で運用できたとして、年間2%分を配当や優待でもらってしまうと仮定すると
30年後の資産はおおよそ2800万円です。
配当や優待でもらった金額は700万円となります。
配当分(400万円)に税金がおおよそ20%かかったとして、320万円をもらったとすると、
合わせて、3120万円となりますから、
配当や優待をもらわずに4000万円のほうがいいわけです。

 

しかも、アクティブファンドがインデックスファンドには勝てないというのが
常識となっていますから、個人が銘柄選定をしてもインデックスファンドには
勝てないかもしれません。

 

しかしながら、インデックスファンドの場合、30年間という長い間、何も貰わずに過ごすということになりますから、人によっては、幸福感が感じられるのか?という疑問や
多少、資産が増えなかったとしても、毎年、優待や配当をもらったほうが
楽しく過ごせられるのではないか?
という疑問が湧いてきます。

 

少なくとも、私は優待や配当が来るのは楽しいものです。
インデックスファンドの楽しみは、資産の数値を見ることだけで、
それが楽しければいいのですが、生活がよくなっているという実感は得られにくいでしょうね。
インデックスファンドの配当分を解約すれば同じだという声も聞こえそうですが、
実際にやってみようと思うと難しいです。
解約の事務作業自体は簡単ですが、リーマンショック後などのように暴落時にそれができるのか?
という疑問も残ります。

 

忙しい方やリアルが充実している方は、考える時間ももったいないと思うので、
インデックスファンドで良いと思いますが、
時間がある方などは、個別株も考えてもいいのかなと思います。

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