ある意味当たり前なのですが、投資は、結局のところ、儲かったのか、損したかなので、結果が全てです。
なので、途中、めっちゃ高値になったとしても、最終的に損になっていれば、負けです。
逆に言えば、今、含み損だとしても、その後、値上がりして、儲かれば勝ちです。
結果が全てなので、儲かってればいいのですが、問題は、リスクをどのくらい取った結果なのかということです。
天気予報が10%で、傘を持っていかずに出かけたのと
天気予報が60%で、傘を持っていかずに出かけたのでは、
両方とも雨がふらずに、雨に濡れなかったとしても、まったく意味が違うということです。
つまり、同じ儲かったでも、リスクをたくさん取って儲かったのと
リスクを控えて儲かったのでは、同じ金額を儲かったとしても、意味が全く違うのです。
2つのパターンを考えてみる
100万円を運用すると仮定して、2つのパターンを考えてみます。
パターン1:リスクを取って大きく値上がりもするが、値下がりもする。
1年目 40%上昇
2年目 20%下落
3年目 60%上昇
4年目 50%下落
単純計算でトータル30%プラス
パターン2:リスクを小さく取って、値下がりを抑える。
1年目 20%上昇
2年目 10%下落
3年目 40%上昇
4年目 20%下落
単純計算でトータル30%プラス
で、結果。
パターン1:89.6万円
パターン2:120.96万円
あれ?って感じです。
リスクを抑え、マイナスになること抑えるか重要ということですね。
今は儲かっていても、リスクのとり方によっては、今後、大きく損する可能性があるのです。
リスクを取った結果
おに氏という投資家のツイッターを見ますと、50万円から2000万円を増やした投資家のようです。
しかし、その後、500万円以上の借金を抱えることになります。
その原因は、アキュセラ・インク株です。
借金は、500万円を3年に渡り返済するようですね。3年間はノーリターンということです。
おそらく、おに氏の手法は、ハイリスク・ハイリターンであったことが想像できます。
おに氏は、アキュセラ・インク株を信用取引で保有していました。
アキュセラ・インクはバイオ関連銘柄であり、しかも、利益を上げているわけではありませんので、そもそも、リスクが高い銘柄だったわけです。
その上で、信用取引で、更にリスクが高い投資を行っていました。
当たれば大きいですが、損するとこれもまた大きいということになります。
おに氏のツイッター(https://twitter.com/ryu5381?lang=ja)
100万円あったら、500万円くらい取り返せると言っています。たしかにそうかもしれませんが、結果が全てなのです。
リスクを抑えることの重要性
このマイファンドは、1ヶ月1万円程度なので、最悪、全部無くなっちゃってもいいやーって気持ちでやっております。(嫌だけどね)
なので、インデックスファンドに比べれば、かなりリスクを取った運用となっているのですので、どこかにリスクが潜んでいる可能性は大いにあります。
リスクを抑えることが、結果、リターンを生むことになりますから、リスクを早めに分散させたいです。
つまり、株式投資ではリスクを抑えることが重要ということですね。
参考までに・・・
リスク〈上〉―神々への反逆 (日経ビジネス人文庫)
リスク〈下〉―神々への反逆 (日経ビジネス人文庫)
ちょっとむずかしい本でしたが、リスクを考える上でいい本です。上下巻あります。
まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか
自分が儲かったのが、運だったのか実力だったのか、改めて考えさせられます。
両方の作者は、ナシム・ニコラス・タレブという人で、分析力や探究心がすごい人だなと思います。(今は大学の教授なのかな)
理論派の人は、必読書ですね。
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