株を買う際に「業績」、「テーマ性」、「トレンド」、「テクニカル」、「PERやPBRの指標」、「ツイッターや雑誌の情報」などいろいろな視点から買うかどうかを判断すると思います。
私はどちらかといえば、ファンダメンタルズ派なので、今挙げた中で、1つ足りないものがありますがわかりますでしょうか?
それは、「株価が割安かどうか?」ということだと思います。
つまり、安いかどうか。
例えば、PER40倍で考えてみると、現在は割高と言われる水準ではありますが、
その会社の純利益が毎年2倍ずつ増えていくのであれば、今は割安水準とも言えますし、
PER10倍としても、今後、利益が減りそうだとか赤字になりそうだとなれば、安い水準とも言えません。
PBRなどの指標も同じことが言えるでしょう。
将来、株価が上がるのかどうかがわかれば一番いいのですが、私は株価が上がるのかどうかがわかりません。
となると、安いのかどうかという点で判断することが1つの材料ではないかと思っています。
安いというのは先程も少し申し上げたのですが、2つの視点があって、
①今安いのかどうか?
②未来と比べて今は安いのかどうか?
ということになるかと思います。
すごく極端に簡素化して言えば、お金が出たり入ったりする貯金箱があり、今100万円が貯金箱にあります。
この貯金箱いくらで買いますか?
もし、90万円で売られているとしたら、私はそれを買って、100万円を取り出すのですが、この貯金箱は残念ながら、中身は取り出すことはできません。でも、年に1回、中身の数%がもらえるようです。
この不思議な貯金箱を90万円で買ったとしても、将来的に、中身が減って50万円になってしまったら損しますし、仮に少し高く買ったとしても、200万円に増えたら儲かるわけです。
つまり、買う際には、「将来から見て今が安いのかどうか?」という視点が大事ということになりますね。
さて、
「今は安い」はちょっとだめかもしれないということがわかりましたが、
1年後から見ると今は安い
5年後から見ると今は安い
10年後から見ると今安い
・・・と、これがなかなか難しいところです。。。
実際は、更に複雑になりますから、
今は安いけど、1年後からすると高い、でも、5年後からすれば安いと予想するみたいなこともありえますから、ほんと難しいですね。。。
いろいろな考えがあるから毎日売買が成立するのでしょうね。
つまり、今は買いと思う人と、今は売りと思う人がいるから売買が成立するということですね。
仮に5年後を自分の目安とするのであれば、
5年後から見ると今の株価が高いと予想するなら、いずれ、株価は下がりますから、手を出さないことが懸命ですし、5年後から見れば今は安いと予想するなら、いずれ株価は上がりますから、そういった気持ちで銘柄を保有することが大事かなと思います。
ウォーレン・バフェットが言っている永久に保有する銘柄とは、とにかく長期間で見れば、どこで買っても安いということなのでしょうね^^
(どこで買ってもいいということではなく、できるだけ安く買えるほうが良いと言っています)
ほんと株式投資って難しいですが、面白いですね。
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