帝国航空編になりました。
帝国航空に開発投資銀行が2500億円、東京中央銀行が700億円の貸付を行っている設定となっています。
最初は、ちょっと少ないのではないのかな?というのが最初の印象でした。
ちょっと失礼ながら、某航空会社のある時期の借入金額と借入先を有価証券報告書から見てみましょう。
日本政策投資銀行:約2300億円
三菱東京:約600億円
みずほ:約530億円
三井住友:約370億円
・・・ほぼ、ドラマと一緒じゃないかーい。(偶然。多分、偶然)
やっぱり、そんなもんなんですか。
と、思ったら、「その他」・・・1900億円(゚д゚)!
つまり、総額で、5700億円の長期借入金がありました(゚д゚)!
その他の項目にまとめられていることから、まず、三井住友の370億円を超えないのは間違いないので、とりあえず、1社あたり100億円くらいの貸付をしていると考えても、19の会社(銀行ではない可能性もあるので、会社としておきます)があるということになります。
他が全部200億としても8社ですから、かなり分散して借りていたのではないかということが伺えますね。(経営としては正しいです)
さて、今度は、ソフトバンクの借入先を確認してみましょう。
2020年3月末時点で
みずほ銀行 9,123億円
三井住友銀行 6,606億円
三菱UFJ銀行 4,258億円
以下省略・・・
ソフトバンクどんだけ借金してるんだよー・・・という金額で、700億円が霞んで見えます・・・。
そもそも、メガバンクともなれば、何兆円とか何十兆円という金額を貸していますから、違和感だったのは、700億円という金額は一般の人からすれば大きいのですが、メガバンクにとっては、700億円が万が一、とんでも、経営に与える影響は少ないということなのです。
700億円も失えば大変な額で、行内でもいろいろありそうですが、政府に楯突くほどでもないのかなぁって個人的には思ってしまいます。
本業の銀行マンはこういったドラマをどういった見方をしているのか気になりますね^^;
ドラマはとにかく、叫ぶ、怒鳴る、恫喝と言った感じで、ムカつく相手にやってくれるので見ている方としては、何かスッキリした感じがあります。
リアルのリーマンは何かと我慢しなければならないことが多いので、こういうところで憂さを発散なのかもしれませんね。(私もだけど)
ドラマなんで、細かい設定はともかく、スッキリした終わり方をしてくれると良いなぁと思います。
では、ドラマ見ようっと。
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