ダイオーズ株主総会(2019年6月)

企業分析

いつも株主総会はリスクモンスターへ行っているのですが、
今回、お仕事の都合により行けないので、
代わりにダイオーズの株主総会に行くことにしました。

 

川口市に来ました。
てんやにてご飯を食べていきます。

 

株主総会

感想としては、まず、人が多いw

2000人以上の方が来ているようで、
2019年3月時点での株主数は5779名ですから
株主の半分弱の方が来ているとの計算になります(笑)

 

うむー、こういってはなんですが、
年配の方が多いので、
ひまな人も多いかもです・・・

 

しかも、総会出席者はコーヒーがもらえるので(後日発送)、
それ目当ての人が多いと思われる。

 

社長の失言多しw

個人的に大久保社長の経営手腕や人柄を気に入っておりまして、
一度見てみたいと思っていたので、
社長を就任しているうちに見られたのは良かったです。

 

総会自体は、業績等の報告等がプレゼン資料で
ご説明がありました。これが30分位あったのか
ちょっと長いです。

 

その中で、カナダでの買収案件の話があり、
それを言っちゃって、
大久保洋専務(現時点で。息子です)に
静止されておりましたw

 

株主からは失笑をかっておりました^^;

 

さらに先に言ってしまうと、
株主からの質問の後に
大久保洋専務が副社長になると
TDNetにアップされる前に言っておりましたw
それもインサイダー情報だと思いますよw

まだ株式市場も動いていますし^^;

 

大久保社長はどうやら、隠し事ができない性格のようですw

 

株主からの質問

株主からの質問でいくつか気になったものをピックアップ。
記憶を頼りにしているので曖昧なところなどありです。

Q.アメリカでの事業をしているのに女性の役員がいないのはおかしい。
もっと、女性を登用するべきだ。

A.(一般的な回答なため省略)

(感想)これは女性を登用するとかしないとかではなく、女性が平等に評価されているか、働きやすい環境かということを問題にするべきで、平等に評価されているのであれば、実力がある人がいずれ男女問わず、出世するはずです。

 

Q.為替レート設定が110円だが、現在107円台であり、アメリカの政策がどうのうこうの(長いので省略)、為替レート設定が高すぎるのではないか?
為替レート変動での業績悪化が心配だ。

A.設定は合議で決めており、決めている時点では多くの企業が110円で設定していたものであり、設定時点では妥当と考える。
為替レートが1円円高になると、約400万円の収益が押し下がる。5円下がると2000万円の減益となる。
アメリカはアメリカで完結しており、輸出入はないため、貿易をしている会社よりは影響が少ない。決算で計算した時に変動するがビジネス的には問題ない。

(感想)会社は為替レートを予想して経営をしているわけではないので、予想レートが高いとか低いとかを問題にするべきではない。

 

Q.役員の年齢が高いのではないか。近年では高齢者の運転でアクセルとブレーキを間違えて事故を起こすケースが目立つ。80歳代の方もいらっしゃるが、経営もアクセルとブレーキを間違えることはないのか?

A.(西澤取締役だったかな)単に年齢で判断するべきではないし、自分の能力が衰えてきたと判断したらいつでも辞する覚悟で経営に望んでいる。

(感想)それを言うなら投資家も同じであり、年配のようだったからあなたも投資家やめたらって感じです。体力や運動神経と頭を一緒にするべきではないと思う。
若ければ良いのかというとそういうものでもなく、経営には経験や能力はもとより、人格や倫理観なども必要だと思うので、肉体的な年齢で判断するべきではないと思う。

 

Q.顧客管理システムにより解約率が低下したと書かれているが、
どのくらい低下したのか?どのような理由で解約されているのか?また、どのようなシステムの機能で解約率が低下したのか教えてほしい。

A.解約率についてはお答えすることができないが、解約理由の多くは、倒産、閉鎖、事業縮小、移転などによるもので、会社都合が多いので、仕方がない面があるが、解約率で見てみると、業界では低い方であると認識している。
解約数は分母が増えると、増えているが、率で見れば低位で推移していると認識している。

 

Q.同じビジネスモデルはどこかで壁にぶち当たる。新しい事業やサービスを展開していくべきではないか?
A.おっしゃる通り、同じビジネスモデルを続けていくと、どこかでは壁に当たります。新しい試みやサービスは検討している。

(感想)この質問者は、ダイオーズのことやビジネスというものがよくわかっていないと思われるし、利益があげられれば何でも良いという感じにも捉えられる。新しい事業というのはなかなか成功しないし、大事なのはお客さまのニーズを捉えてそれに対応することであり、新しい事業を何でも起こせばいいと言うものでもない。
ダイオーズも少しずつサービス内容の充実や新しいサービスを行なっている。

質問は他にもあったが省略します。

 

私の評価

ストック型ビジネスであり、成長しているアメリカでの事業展開は評価できます。
他サイトのブログ記事を見ると、アメリカでの事業展開より、アジア市場の展開をするべきだという意見も見受けられるが、それは誤りだと思う。

アメリカは、先進国の中でも人口が増えている国であり、成長も見込まれる。
優秀な人材確保には、社内の福利厚生が大事な部分もあり、
このようなサービスの需要は潜在的にあると思います。

爆発的な伸びは期待できないものの、社長がおっしゃっていたとおり、リーマンショックでも赤字にならなかったという確実なビジネスモデルであると思います。

アジアの新興国にはこういったサービスはまだちょっと早いかもしれません。
まずはアメリカを制することが重要と思います。

そういった意味では、大きいところではセブンイレブン、
同じようなビジネスモデルでは、ユニバーサル園芸社も同じです。
ちょっと苦戦しているようですが、なんとかなると期待しています。

 

ではでは~

 

コメント