その会社に対していろいろな証券アナリストが業績予想をしているのですが、
それを集めて平均にしたものを「コンセンサス予想」と呼んでおり、
サイトからも見られるようになっていたりします。
先日、私の保有銘柄のファンデリーが決算開示と来期の予想を出しましたが、
かなり強気の予想を出してきました(゚д゚)!(19’/4/24開示)
コンセンサス予想からもかなりギャップがあり、GW開けはかなり強い相場になるのではないかと期待しておりますが、
それは置いておいてコンセンサス予想が大外れをしたわけです。
今回はコンセンサス予想について考察してみたいと思います。
コンセンサス予想が外れているのか当たっているのかということは
調べればわかることかもしれませんが、
そもそも何を持って当たったのか外れたのかという判定も難しいので、
当たり外れと言うよりは、コンセンサス予想からの投資は妥当なのか
という視点で考えてみます。
もし、コンセンサス予想が妥当とすると、
業績も妥当ということになり、
投資家はコンセンサス予想を元に投資することになり、
コンセンサス予想に基づいた業績からの現在の株価は適正である
ということになります。
最初の説明でも書いたとおり、
「コンセンサス予想は平均」であるということなので、
二人の証券アナリストが、一人はものすごく強気(例えば、利益10とする)、
一人はものすごく弱気(例えば、利益1とする)
という業績予想を出すと、コンセンサス予想は「普通」(利益は5)ということになってしまいます。。。
仮にある会社の業績を1~5の間で10人が予想を出した時に、
①のパターン
1=2人
2=2人
3=2人
4=2人
5=2人
②のパターン
1=1人
2=1人
3=6人
4=1人
5=1人
同じ平均でも意味がまったく違うわけです。
つまり、本来なら統計でいうところのばらつきを見る必要があるわけです。
しかしながら、そういったことは気にしていないのですね。
つまり、コンセンサス予想をそのまま鵜呑みにすると怪しいわけです。
①のパターンですと、予想が分かれており、
同じ平均でも予想が当たるのかはかなり難しいということがわかります。
投資というのは、「人の行く裏に道あり~」という格言があるように、
安く買うことが求められるので、人の裏をかかないと利益を出すことが
できないというところがあり、
②のパターンでも多くの人がそう思っていても
自分としては違うかもしれないと思えば、
そこにチャンスがあるのかもしれません。
そう考えると、
コンセンサス予想はあくまでも他人の意見であり、
他人の意見を聞いて損してもそれを他人のせいにしたところで
何も始まりません。
株式投資はある意味他人を出しぬところに妙味があり、
そういった意味では自分の考えを貫くことが必要です。
ですから、他人の意見に耳を貸す必要はなく、
自分の考えを持ち行動することが大事なわけです。
他人の意見はあくまでも参考程度にとどめておき、
自分がそれによって振らされることがないようにしたいものです。
仮に自分の考えが間違っていて外れたとしても、
それに気がつくことが大事であって、
それにより経験値が上がります。
他人が間違っていたことを批判するよりは
よっぽど良いですね。
結論、コンセンサス予想はあまり気にしない^^;
ではでは~
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