配当は出したほうがいいのか?

投資雑談

配当は出したほうが良いという意見と配当は出さない方がいいという意見とあり、会社を選ぶ際にどっちがいいのか悩むところです。

 

配当は多く出している銘柄は魅力的ですが、1株価値で考えるとそうとも言えません。
つまり、配当によって会社側から、お金が出てしまうことになるからです。

 

配当を出したほうがいいという主張

配当を出したほうが良いという主張は、投資家は配当を好む傾向にあり、特に高配当銘柄は人気があります。よって、株価を支える上で重要な政策であるという主張です。
株価が下がると、利回りが相対的に大きくなることから、投資家には魅了的に映ります。
株は買われるということになりますので、下支えになり、株価は下がりづらくなります。

 

 

デメリットとしては、会社から現金が出ていくことになるので、その分、会社を成長させるために使えないこと。
また、投資家も所得税として税金を引かれてしまうというデメリットがあります。
ただ、配当や株主優待など貰うとうれしくなりますしね。
配当とか株主優待とかもらえるから持っていようという意識が働き、長期保有されやすいかもしれませんね。

 

 

ここで注意したいのは、無理して配当を出している会社です。
会社のことがわからなくても、配当を出していると、割りと大丈夫な会社じゃないかという発想になりますので、注意が必要です。

 

株価を支える上で重要かもしれませんが、配当が出せなくなったときに、暴落する危険性があります。
また、お金が出ていっているので、倒産するリスクも高くなります。

 

 

財務諸表や一株当たり利益を確認しておくことが重要ですね。

 

配当は出さない方がいいという主張

配当は出さない方がいいという主張は、会社からキャッシュが出してしまうよりは、会社を成長させるために使い、1株価値を高めたほうが良いという主張です。
これを実践しているのが、ウォーレン・バフェット氏の会社、バークシャー・ハサウェイです。
配当がないわけですから、当然、配当を重視する投資家からは人気がありません。

 
研究開発型企業で成長期待株などは、配当よりも研究開発にお金を使いますので、配当がないことも多いですが、将来の期待により、人気があることもあります。
ただ、こういう銘柄はハイリスクハイリターンになりやすいです。

 

 

配当を出す会社は、業績が割りと安定していて成熟した企業が多いということになりますね。
業績が厳しい会社は配当を出せませんから、業績が良かったとしても、配当を出していない会社は、業績が悪いのでは?と思われてしまう可能性もあります。

 

もしかすると単にお金をためていて有効に使われていないというケースもあるかもしれません。

 

 
そのようなことから、配当を出していない会社と配当を出している会社を比べると、配当を出している企業の方が、株価の動きが緩やかということが言えるのかもしれません。

 

 

まとめ

配当を出す会社
・株価が下がると、利回りが大きく見えるので、買い支える可能性がある。
・業績が安定していると投資家から思われる。
・ある程度、成熟した企業だと思われる。
・長期の保有をされやすい。
・配当を出すと1株価値が下がる。

配当を出さない会社
・業績が悪いのではないかと投資家から思われてしまう。
・配当がある会社のほうが魅力的に見えてしまう。
・配当がないため1株価値が下がらない。
・配当せずに成長にお金を使えば、業績拡大が期待でき、利益が出れば1株価値があがる。
毎月分配金を出す投資信託は、分配金を受け取る時に税金が取られるので、合理的ではないと言いますよね。
配当にも同じことが言えるのでしょう。ただ、短期投資ではあまり関係ありませんし、長期投資なら気にしておいてもいいと思います。

 

 

中長期投資で、合理的に判断するなら、配当は出さず、成長にお金を使ったほうが良い。

配当によって長期に保有される、若しくは、株価の下支えになるので、株価を気にするのであれば、配当は出したほうが良い

ということかな。

 

配当の他に株主に還元する他の方法がある

それは自社株買いです。

その話は別の記事で。

 

 

ではまた。

 

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